2020年06月19日

琵琶湖疏水が日本遺産に認定されました

 

 

 この度,京都市が文化庁に申請していた琵琶湖疏水の日本遺産への認定が認められましたので,お知らせいたします。

 琵琶湖疏水は,明治23(1890)年に竣工して以来,今日まで,琵琶湖から京都へ豊かな水を運び続けており,令和2年4月には竣工130周年を迎えました。

 本市では,この節目の年に実現した日本遺産への認定を機に,琵琶湖疏水の更なる魅力向上等に努め,明治の先人たちが築き上げた偉業を次世代へ継承する取組を一層強化してまいります。

 

1 日本遺産について

⑴ 概要

 地域の歴史的魅力や特色を通じて,我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産」として認定し,ストーリーを語るうえで不可欠な魅力ある有形・無形の様々な文化財群を総合的に活用する取組を支援する制度(所管:文化庁)。

 

⑵ 制度創設時期

  平成27年3月

 

⑶ 現在の認定件数

  104件(令和2年6月19日時点)

  令和2年度認定件数 21件
 

⑷ 認定基準

○ ストーリーの内容が,当該地域の際立った歴史的特徴・特色を示すものであるとともに我が国の魅力を十分に伝えるものとなっていること。

○ 日本遺産という資源を生かした地域づくりについての将来像(ビジョン)と,実現に向けた具体的な方策が適切に示されていること。

○ ストーリーの国内外への戦略的・効果的な発信など,日本遺産を通じた地域活性化の推進が可能となる体制が準備されていること。

 

2 登録概要

⑴ 申請者

  京都市・大津市(共同申請)

 

⑵ タイトル

  京都と大津を繋ぐ希望の水路 琵琶湖疏水 ~舟に乗り,歩いて触れる明治のひととき

 

⑶ ストーリーの概要

○ 琵琶湖疏水で遊覧船に乗り,疏水沿いを歩いて触れられるのは,明治の偉業から生まれた,京都と大津の知られざる魅力である。

○ 明治の時代に,京都の人々は,多くの困難を乗り越え,琵琶湖疏水の建設を成し遂げ,豊富な水が経済,産業,文化などを発展させた。

○ 琵琶湖疏水は,今も京都と大津を繋ぎ,まちとくらしを潤しながら,明治の壮大な事業が,時を超えて今に息づいていることを感じさせてくれる。

 

⑷ ストーリーを構成する文化財

  琵琶湖疏水に関連する40の史跡,建造物,名勝,美術工芸品

 

⑸ 事業の実施体制

  ア 名称

    琵琶湖疏水沿線魅力創造協議会

  イ 設置年月日

    平成29年9月設置

  ウ 設置目的

    平成30年度から実施する「琵琶湖疏水通船」本格事業を含む琵琶湖疏水沿線の魅力創造・発信を担い,

   疏水沿線である岡崎・山科・大津の広域的な活性化に寄与する。

  エ 構成団体

    京都市,滋賀県,大津市,(公社)京都市観光協会,(公社)びわ湖大津観光協会,

    京阪ホールディングス㈱,西日本旅客鉄道㈱,東海旅客鉄道㈱,京都商工会議所,大津商工会議所

 

⑹ 日本遺産を通じた地域活性化計画 ※登録申請時点

将来像(ビジョン)

○ 琵琶湖疏水の意義や歴史的価値を国内外の多くの方に知っていただくため,疏水関連施設を一体的にフィールドミュージアムとし,「舟に乗っても,沿線を歩いても楽しめる」琵琶湖疏水の魅力向上と情報発信に取り組む。

○ 琵琶湖疏水への観光客の受入環境を整備し,魅力を強く発信することで,疏水沿線の山科区や伏見区など,京都市内周辺エリアへの観光客の分散化や大津市域への誘客に取り組む。

○ インバウンドの急増等に伴う一部の観光地や交通機関の混雑などの問題への対応を図るとともに,市民生活との調和を最重要視した持続可能な観光都市の実現に向けて,地域の活性化を図っていく。