記念館について

琵琶湖疏水って何?いつ、誰が、なぜ作ったの?・・・
琵琶湖疏水にまつわるいろんな疑問を解決できる博物館、それが琵琶湖疏水記念館です!
蹴上インクライン上を船を載せた台車が行き来していた様子が分かるミニチュア模型のほか、蹴上・岡崎エリアのジオラマやアーカイブ映像の視聴コーナーなどもあります。
屋外テラスでは、噴水越しに疏水を望む素晴らしい景色も楽しめます。
南禅寺水路閣や蹴上インクラインにお越しの際など、是非お気軽にお立ち寄りください!

1階

エントランス

琵琶湖疏水トンネルのアーチと水面の揺らぎをイメージした演出照明のほか、疏水沿線の名所を紹介するパネルを設置しています。

ガイダンスシアター

琵琶湖疏水建設にまつわる人々の情熱や苦難に満ちた歴史を分かりやすく映像化。沿線の美しい風景とともにご覧いただけます。

第1展示室音声ガイダンス

第3代京都府知事の北垣国道は、未来を見据え、京都を復興させるための一大プロジェクトとして琵琶湖疏水を計画しました。そして技師の南一郎平や田邉朔郎らによって、琵琶湖疏水は実現に向かっていくことになります。第1展示室では、琵琶湖疏水がどのように計画、建設されたかについて紹介しています。

精密な測量図面など貴重な資料を展示。

プロジェクションマッピングで疏水工事の行程や規模を実感。

B1階

第2展示室音声ガイダンス

明治23(1890)年に完成した第1疏水は、水力発電や舟運など、様々な役割を果たしました。また、明治45(1912)年の京都市三大事業の完成によって、京都は近代都市へと生まれ変わりました。第2展示室では、京都の人びとが琵琶湖疏水を使ってどのように街を発展させたのかを紹介しています。

1大正4(1915)年ごろの岡崎周辺の様子を再現した模型。

2琵琶湖疏水の計画を実現するために尽力した人物たちを紹介。

第3展示室音声ガイダンス

時代とともに琵琶湖疏水の果たす役割は大きく変化します。鉄道や自動車の発達により舟運が途絶え、人口の増加で田畑が宅地に変わり、水車小屋も姿を消しました。しかし、琵琶湖疏水は今も水道の原水を運ぶほか、水力発電などに使用され、京都市民の生活を支えています。激動の時代から現在、そして未来へと続く疏水の流れを確かめましょう。

2階

2階では疏水関連施設を再現したレゴブロックを展示し、ガラス越しに噴水や疏水の素晴らしい景色を楽しめます。

屋外(1階及びB1階)

店内はもちろんのこと、屋外のテラスでも疏水や噴水を見ながら、コーヒーや軽食を楽しんでいただけます(春秋を中心とする季節営業)。
※営業時間 午前10時~午後4時

1階屋外には、御所水道45°鉄管、B1階屋外には、琵琶湖疏水を活用した水力発電に使われたペルトン式水車とスタンレー式発電機等を展示しています。

蹴上インクラインを操作していたドラム工場も間近で観賞。
※見学は午後4時まで

VR映像で、インクライン稼働当時のドラム工場の様子を見ることができます。
https://www.biwakososui-vr.com/3dcgvr/jp/vr/drum.html

地下テラスから噴水を見ることができます。
この噴水の水は、疏水上流の「蹴上船溜」から、管を通って流れてくる疏水の水です。
電気の力は使わず、約36メートルの高低差を利用して、管の中に生じる自然の力で吹き上げています(逆サイフォンの原理)。

京都市上下水道局のマスコットキャラクター、澄都くんとひかりちゃんのデザインマンホールもあります。
蹴上浄水場のツツジと、鳥羽水環境保全センターの藤の花をモチーフにしています。

京都市のマンホール特集サイト
https://www.city.kyoto.lg.jp/suido/page/0000282036.html

記念館のあゆみ

平成元年 8月開館
平成12年4月 入館者数100万人達成
平成21年10月 開館20周年リニューアルオープン
資料充実、ジオラマ設置、記念イベント実施常設展示図録の作製等を実施
平成25年5月 入館者数200万人達成
平成30年1月 入館者数250万人達成
平成31年3月 開館30周年リニューアルオープン
ガイダンスシアター設置、展示内容刷新、リニューアルオープン式典開催、リーフレット・リニューアル記念グッズの作製
令和2年1月 常設展示図録の改訂
令和2年6月 琵琶湖疏水が日本遺産に認定
令和2年11月 「琵琶湖疏水記念館を中核とする文化観光拠点計画」が文化観光推進法に基づく拠点計画として認定

琵琶湖疏水記念館の運営について

京都市では、各施設の運営がどのようになっているか、公費がどのように使われているかを市民の皆さまに分かりやすくお伝えする取組を行っています。